M-1グランプリでの活躍も記憶に新しい、お笑いコンビ「さや香」の新山さん。彼のしゃべくり漫才は非常に論理的で熱量が高いですが、その背景には意外な高学歴というバックボーンがあります。実は、新山さんは国立の大阪教育大学を卒業しているインテリ芸人なのです。
この記事では、さや香・新山さんの出身大学である大阪教育大学の学部や、取得した教員免許の詳細、そして大学時代の秘話について詳しく紹介します。なぜ教師の道ではなく芸人を選んだのか、その謎についても迫っていきましょう。お笑いファンなら知っておきたい新山さんのルーツを解説します。
さや香の新山さんは、関西でも有数の難関国立大学である「大阪教育大学」の出身です。教育大学というだけあって、将来的に学校の先生を目指す学生が集まる環境で、新山さんもまたその一人でした。まずは彼が在籍していた学部の詳細を見ていきましょう。
新山さんが在籍していたのは、大阪教育大学の教育学部にある「中等教育教員養成課程」です。この課程は、主に中学校や高等学校の教員を育成することを目的としており、専門的な知識と指導技術を4年間かけて学びます。国立大学ということもあり、入試難易度も高く、真面目に勉強に取り組んでいたことが伺えます。
新山さんは、自身の学歴について「一応、国立大を出ているんです」と控えめに語ることもありますが、その知性はネタの構成や言葉選びの端々に現れています。論理的な思考力が求められる教育学部での学びが、現在の漫才師としての土台の一部になっているのは間違いないでしょう。周囲の芸人からも、その頭の回転の速さは高く評価されています。
また、大阪教育大学は柏原キャンパスという広大な敷地を持つキャンパスがあり、そこには多くの志高い学生が集まっています。新山さんも、山の上にあるこのキャンパスへ通い、日々講義や実技に励んでいました。芸人としての顔とはまた違う、真剣に教職を志していた若き日の新山さんの姿が想像できますね。
中等教育教員養成課程の中でも、新山さんは「保健体育専攻」を選択していました。彼は学生時代からスポーツが大好きで、特に野球に情熱を注いでいました。自分の好きなスポーツを通じて子供たちに何かを教えたい、という純粋な気持ちがあったからこそ、この専攻を選んだのでしょう。
保健体育専攻では、実技だけでなく運動生理学やスポーツ心理学といった理論的な分野も深く学びます。新山さんは、単に体を動かすだけでなく、「なぜこの動きが必要なのか」を論理的に理解するプロセスを大切にしていました。この「理屈で考える」という姿勢は、現在のさや香の漫才スタイルにも通じるものがあります。
体育会のノリを持ちつつも、どこか冷静で分析的な新山さんのキャラクターは、この専攻での経験が大きく影響していると考えられます。スポーツ理論を学んだことで、物事を多角的に捉える力が養われたのかもしれません。相方の石井さんとの掛け合いで見せる鋭いツッコミや論理展開は、まさに体育学部的な熱量と教育学的な冷静さの融合と言えます。
大阪教育大学のメインキャンパスである柏原キャンパスは、非常に自然豊かな場所に位置しています。最寄り駅からは長い坂道やエスカレーターを利用して通学する必要があり、学生たちの間ではそのアクセスの大変さが語り草になるほどです。新山さんも、毎日その道を登って大学に通っていました。
キャンパス内は、教員を目指す学生同士の結束が強く、非常にアットホームな雰囲気です。新山さんも、同じ志を持つ仲間たちと切磋琢磨しながら、教養を深めていきました。
大学時代の友人たちとは今でも交流があるようで、彼らが新山さんの活躍を応援しているというエピソードも耳にします。厳しい受験勉強を勝ち抜き、さらに大学でも専門的な学びを継続した経験は、芸人になってからの「売れない時期」を耐え抜く精神的な強さにもつながったのではないでしょうか。
華やかな現在の活躍からは想像しにくいですが、新山さんの大学時代は決して順風満帆なことばかりではありませんでした。スポーツに打ち込んできた過去があるからこそ味わった挫折や、将来に対する不安も抱えていたようです。ここでは、彼の内面に迫るエピソードをご紹介します。
新山さんは高校時代、大阪府立高槻北高等学校で野球部に所属し、本気で甲子園を目指していました。毎日泥だらけになって白球を追いかけ、チームの主力として活躍していたのです。しかし、大学進学を機に「プロ野球選手になる」という夢とは別の道を歩むことになります。
大学でも野球を続ける選択肢はありましたが、新山さんはそこで一つの大きな決断をします。それは、競技としての野球からは一歩身を置き、「教える側」としての自分を模索し始めたことです。高校までの「プレイヤーとしての熱狂」を、どうやって次のステップへ繋げるか。大学入学当初の彼は、そんな葛藤の中にいました。
それでもスポーツへの愛は消えず、保健体育専攻での学びを通じて、別の形でスポーツと関わり続けました。高校時代の厳しい練習で培った根性と礼儀作法は、後の厳しい芸界での上下関係や、舞台に対するストイックな姿勢の礎となっています。挫折を知っているからこそ、彼の言葉には独特の重みと説得力が宿っています。
新山さんは大学で体育系の部活動に入るのではなく、あえてサークル活動などを通じて広い人間関係を築く道を選びました。これには、教員養成課程の忙しさも関係していましたが、何より「もっと広い世界を見たい」という彼の好奇心が勝った結果だと言えるでしょう。
サークル活動では、野球以外の人たちとも交流を深め、そこで培ったコミュニケーション能力が現在の芸人活動に直結しています。また、この時期に多くのバラエティ番組やお笑いに触れ、次第に「人を笑わせること」への興味が膨らんでいきました。
部活動に縛られすぎなかったことで、客観的に自分を見つめる時間が持てたのかもしれません。サークル仲間との何気ない会話の中で、自分のボケがウケる快感を知り、それがプロの道を意識する小さなきっかけとなりました。大学という自由な空間があったからこそ、彼の才能は別の方向に開花し始めたのです。
大学卒業が近づくにつれ、周囲の友人は当然のように教採(教員採用試験)の準備を始めます。しかし、新山さんの心は次第にお笑いの世界へと傾いていきました。教育実習などを通じて子供たちと接する喜びを感じつつも、「自分の力でどれだけ多くの人を笑わせられるか試したい」という衝動を抑えられなくなったのです。
最終的に、彼は安定した教員の道ではなく、成功の保証が全くないNSC(吉本興業の芸人養成所)への入学を決意します。親御さんや周囲からは驚きの声も上がったでしょうが、新山さんの意志は固いものでした。「一度きりの人生、後悔したくない」という思いが、彼を突き動かしたのです。
大学で学んだことが無駄になると考える人もいるかもしれませんが、新山さんはそうは思いませんでした。むしろ、大学を卒業したという「逃げ道ではない実績」を作った上で、あえてイバラの道へ進むことに意味があると考えたのです。その覚悟があったからこそ、現在のさや香としての揺るぎない地位を築くことができたのでしょう。
大阪教育大学を卒業したということで、気になるのが「実際に教員免許を持っているのか?」という点です。結論から言うと、新山さんはしっかりと免許を取得しています。芸人として多忙な日々を送る彼が、どのような教育実習を経て免許を手にしたのか、その過程を詳しく見てみましょう。
新山さんは、大阪教育大学での課程をすべて修了し、「中学校教諭一種免許状(保健体育)」および「高等学校教諭一種免許状(保健体育)」を取得しています。これは、彼が単に大学に在籍していただけでなく、卒業に必要な単位をすべて取得し、教育実習も完遂した証明です。
一種免許状を取得するためには、各教科に関する科目のほか、教育の基礎理論や指導法など多岐にわたる学習が必要です。新山さんは、将来の不安を感じながらも、まずは学生としての本分を果たすために、真面目に講義に出席していました。この「やるべきことをやり遂げる」という姿勢は、現在の仕事に対する誠実さにもつながっています。
現在でも、番組の企画などで教壇に立つ機会があると、その立ち振る舞いや説明の仕方が「本物の先生っぽい」と言われることがあります。声の通りやすさや、相手に分かりやすく伝えるための工夫は、教員免許取得の過程で自然と身についたスキルなのかもしれません。芸人としての武器の一つに、この「教員スキル」が確実に含まれています。
教育実習では、実際に中学校や高校へ赴き、数週間にわたって教壇に立ちました。新山さんは保健体育の担当だったため、グラウンドや体育館での指導がメインでしたが、時には保健の授業で教室での講義も行いました。思春期の生徒たちを相手にするのは、想像以上に大変だったようです。
しかし、そこで新山さんが感じたのは「伝えることの難しさと喜び」でした。自分の言葉一つで生徒の顔つきが変わったり、できなかったことができるようになったりする瞬間に立ち会い、深い感動を覚えました。
この実習での経験が、今の漫才における「客席との一体感」を重視するスタイルに影響を与えているのかもしれません。どうすれば相手の心に響くのか、どうすれば退屈させないか。これらは、教壇で生徒を相手に格闘した日々の中で学んだ、本質的なコミュニケーション技術だったのです。
教員免許を無事に取得し、教師になる準備は万端でした。しかし、教育実習を終えた時、新山さんの中にあったのは「自分は教師よりも、もっと別の形で人を勇気づけたい」という確信でした。教師という仕事の素晴らしさを理解したからこそ、中途半端な気持ちでその職に就くべきではないと考えたのです。
彼は、自分が一番情熱を注げる場所がお笑い界であることを確信し、教員採用試験を受けないという道を選びました。これは非常に大きなギャンブルでしたが、彼にとっては必然の選択だったのです。「免許を持っているからこそ、いつでも戻れるという甘えを捨てて挑む」という強い決意がありました。
現在の活躍を見る限り、その決断は大正解だったと言えるでしょう。しかし、もし芸人になっていなければ、今頃どこかの中学校や高校で、熱血体育教師として生徒たちに慕われていた可能性も十分にあります。そのパラレルワールドを想像するのも、ファンにとっては興味深いポイントですね。
新山さんの学歴は、単なるプロフィールの一部ではありません。彼の漫才スタイル、特に「強い言葉」や「論理的な追い込み」には、大学での学びが色濃く反映されています。さや香のネタがなぜこれほどまでに中毒性があるのか、その理由を学問的な視点から考察してみましょう。
さや香の漫才といえば、新山さんが石井さんに対して一方的に(かつ強引に)持論を展開し、論破しようとするスタイルが特徴です。一見するとただ怒鳴っているようにも見えますが、その論理構成は非常に緻密です。これは、大学でレポート作成や議論を繰り返してきた経験が生きています。
教育学部では、自分の意見を裏付ける根拠を示し、相手を納得させるプロセスを徹底的に叩き込まれます。新山さんはその手法をあえてお笑いに転用し、「間違っていることを、あたかも正論のように突きつける」という高度なボケを作り出しました。この論理のすり替えこそが、さや香の漫才の真骨頂です。
視聴者が「確かに一理あるかも…」と思ってしまうほどの説得力があるのは、新山さんのバックボーンに裏打ちされた知性があるからです。単なるデタラメではなく、どこか知的な香りが漂うからこそ、彼の熱弁は笑いへと昇華されます。まさに教育学と漫才の融合と言えるでしょう。
教師には、大勢の前で分かりやすく話す「プレゼンテーション能力」が不可欠です。新山さんは大学時代、模擬授業や発表を通じて、人前で話すトレーニングを積んできました。舞台上での堂々とした立ち振る舞いや、間の取り方、声の抑揚のつけ方は、まさに熟練の教師を彷彿とさせます。
また、彼の漫才は情報の密度が非常に高いですが、それでも観客が置いてけぼりにならないのは、伝え方の基礎ができているからです。
舞台の隅々にまで届く大きな声も、グラウンドで生徒たちを指導していた経験が活きているのかもしれません。さや香の漫才を観ていると、まるでエネルギー溢れる特別授業を受けているような感覚に陥ることがありますが、それは新山さんの教員としての資質が溢れ出している証拠なのです。
さや香は、新山さんが国立の大阪教育大学卒、相方の石井さんが私立の名門・同志社大学卒という、関西屈指の「高学歴コンビ」でもあります。このバックボーンがあることで、彼らの漫才には独特の品格と信頼感が生まれています。
石井さんもまた、非常に高い理解力を持っており、新山さんの複雑なボケに対して的確な反応を返します。二人のやり取りがスピーディーかつハイレベルなのは、お互いの知的な水準が合致しているからに他なりません。「インテリ同士の全力のふざけ合い」という構図が、さや香の魅力をより一層引き立てています。
高学歴であることを鼻にかけるのではなく、それを笑いの材料や武器として使いこなす二人のスタイルは、多くのファンから支持されています。大学で全く別の分野を学んできた二人が、お笑いの舞台で出会い、それぞれの教養をスパイスにして新しい笑いを作っている。その奇跡的なバランスこそが、さや香というコンビの強みです。
近年、お笑い界では「インテリ芸人」という枠組みが定着していますが、新山さんはその中でも異彩を放っています。クイズ番組だけでなく、情報番組や教育系コンテンツへの進出も期待される中、彼の今後のキャリアについて考えてみましょう。
新山さんは、その知識の広さと回転の速さを活かし、クイズ番組などでも頭角を現しています。国立大学卒という肩書きは、番組制作側にとっても非常に使いやすく、今後さらに出演機会が増えることが予想されます。特に、保健体育の知識を活かした健康・スポーツ関連の番組では、専門家とはまた違った芸人ならではの視点で解説できる強みがあります。
また、彼の論理的な話し方は、討論番組やニュース番組のコメンテーターとしても適性があるでしょう。「熱意を持って正論を吐く」というキャラクターは、視聴者に強い印象を与えます。単に正解を出すだけでなく、そのプロセスを面白く解説できる新山さんは、次世代のインテリ芸人の筆頭候補と言えます。
彼自身、学ぶことに対して非常に意欲的であり、芸人になってからも読書やリサーチを欠かさないストイックさを持っています。その知的好奇心が、さらなる仕事の幅を広げていくことは間違いありません。お笑いの枠を超えて、幅広い分野で「新山節」が炸裂する日が楽しみです。
「国立大学を卒業している」という事実は、特に親世代や教育関係者からの信頼を得る上で非常に有利に働きます。さや香が幅広い層から支持される一因として、この「ちゃんとした教育を受けてきた」という安心感があるのは否めません。破天荒な振る舞いをしても、根底にある礼儀正しさや知性が透けて見えるのです。
また、新山さんは自身の出身大学を誇りに思っており、大学のイベントや同窓会などにも積極的に関わっています。
学歴を隠すことなく、むしろ自分のアイデンティティの一部として堂々と掲げる姿勢は、見ていて非常に清々しいものです。それは決して自慢ではなく、自分を形成してくれた大切な場所への感謝の表れなのでしょう。その謙虚な姿勢が、さらに多くの人を惹きつける要因となっています。
新山さんは時折、インタビューなどで母校の後輩たちに向けたメッセージを送っています。そこには、「教師になる道だけが正解ではない」という、自身の人生をかけた力強い言葉が並んでいます。もちろん、教師になることを全力で応援しつつも、自分の可能性を狭めないでほしいという願いが込められています。
大学で学んだことは、たとえ別の職種に就いたとしても必ずどこかで役に立つ。「無駄な経験は何一つない」という彼の言葉は、迷える大学生にとって大きな救いとなります。新山さん自身が、教育学部での学びを漫才に昇華させて証明しているからこそ、その言葉には圧倒的な重みがあります。
これからも、大阪教育大学が生んだスターとして、彼は輝き続けるでしょう。お笑い界の第一線で活躍する姿を見せることが、母校への何よりの恩返しになっているのです。新山さんの歩む道は、後輩たちにとって「教育の新たな可能性」を示す、もう一つの教壇なのかもしれません。
さや香の新山さんは、大阪教育大学 教育学部 中等教育教員養成課程 保健体育専攻を卒業した、正真正銘のインテリ芸人であることが分かりました。彼は単に大学を卒業しただけでなく、中学校と高校の保健体育一種免許を取得しており、教育実習でも生徒たちから慕われる素晴らしい経験を積んでいます。
一見、お笑いとは無縁に思える「教育」の世界での学びは、現在の彼の漫才における論理的な構成力やプレゼンテーション能力の土台となっています。高校球児としての熱い魂と、国立大学で培った知性が融合することで、唯一無二の「新山スタイル」が完成したと言えるでしょう。
今回のポイントを振り返ると以下の通りです。
教員の道をあえて選ばず、笑いの世界で頂点を目指す新山さんの覚悟は、多くの人に勇気を与えています。高学歴という武器を持ちながら、泥臭く熱い漫才を届ける「さや香」から、今後も目が離せません。新山さんの知的な側面を知ることで、これからの漫才がより一層深く楽しめるようになるはずです。