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お笑い賞レースの最高峰「M-1グランプリ2023」で準優勝し、一気にその名を全国へ轟かせたヤーレンズ。ボケを担当する楢原真樹さんは、実は本名を楢井誠(ならい まこと)といい、ファンの間では「楢井さん」という愛称でも親しまれています。
そんなヤーレンズの二人は、芸能界屈指のコーヒー通として知られています。特に楢井(楢原)さんは、相方の出井隼之介さんの影響を受けつつも、自身も10年以上にわたり喫茶店でアルバイトをしていたという筋金入りの経歴の持ち主です。
本記事では、ヤーレンズ楢井さんがどのようなコーヒー道具を愛用し、どのようなこだわりを持って一杯を淹れているのか、芸人ディープ図鑑ならではの視点で詳しく解説していきます。コーヒー初心者からマニアまで、彼らの深い世界観を楽しんでください。
ヤーレンズのボケとして、予測不能なワードを繰り出す楢原真樹さん。まずは、彼がなぜ「楢井」というキーワードで検索され、どのようにコーヒーと出会ったのか、その背景から紐解いていきましょう。
ヤーレンズのボケ担当である楢原真樹さんの本名は、楢井誠(ならい まこと)です。芸人として活動する際は「楢原」を名乗っていますが、ラジオやSNS、コアなファンの間では本名の「楢井さん」と呼ばれることが多々あります。
この名前の響きから、親しみを込めて「楢井さんのコーヒー情報が知りたい」と検索するファンが増えています。芸名と本名の両方で愛されるキャラクターは、彼の飾らない人柄が反映されている証拠といえるでしょう。
ちなみに、相方の出井さんも彼を「楢井」と呼ぶことがあり、コンビ間の親密な関係性が垣間見えるポイントでもあります。まずはこの名前の由来を知っておくと、彼らのトークがより一層深く楽しめるようになります。
今でこそコーヒー好きとして知られる楢井さんですが、実はかつてコーヒーが全く飲めない体質だったという意外なエピソードがあります。かつては缶コーヒー一口で気分が悪くなってしまうほど苦手だったそうです。
そんな彼を変えたのが、相方の出井さんによる英才教育でした。出井さんが淹れる本格的なスペシャリティコーヒーを口にするうちに、豆本来の甘みや香りに魅了され、徐々にその美味しさに目覚めていったといいます。
苦いだけの飲み物という偏見が消え、今では自分で豆を挽き、お気に入りの道具を揃えるまでになりました。苦手だったからこそ、本当に美味しいコーヒーへの探求心が人一倍強いのかもしれません。
楢井さんは芸人としての下積み時代、約10年もの長期間にわたって老舗の喫茶店でアルバイトをしていました。この経験が、彼のコーヒーに対する深い造詣の基盤となっています。
最新のサードウェーブコーヒーに精通する出井さんに対し、楢井さんは古き良き純喫茶の文化や、安定したドリップ技術を重視する傾向があります。現場で叩き込まれた所作や知識は、もはやプロのバリスタに近いレベルです。
お笑いのネタと同様に、基礎を重んじながらも独自の味付けを加える彼のスタイルは、この長い下積み時代に作られました。道具選びに関しても、実用性と歴史を感じさせるものを好む一面があります。
ヤーレンズの二人は、楽屋に自分たちのコーヒーセットを持ち込むほど道具にこだわっています。楢井さんが実際に使用したり、出井さんと共有したりしている最高峰のギアをご紹介します。
ヤーレンズが注目する主要コーヒーギア一覧
・グラインダー:コマンダンテ C40 / LAGOM mini
・ドリップケトル:Brewista アルティザン・グースネック
・ドリッパー:HARIO V60 / ORIGAMI ドリッパー
・スケール:Acaia(アカイア)コーヒースケール
コーヒーの味を左右する最も重要な道具であるミルにおいて、彼らが絶大な信頼を置いているのがドイツ製のコマンダンテ C40です。世界中のプロが愛用する手挽きミルの傑作として知られています。
楢井さんも、このミルの精度の高さには驚かされたといいます。微粉が少なく、豆を均一に挽くことができるため、雑味のない透き通った味わいを引き出すことが可能です。
手回しでありながら驚くほど軽い力で挽けるため、忙しい合間のリフレッシュにも最適です。この道具ひとつで、家庭でのコーヒータイムが劇的に進化すると、彼らも太鼓判を押しています。
お湯を注ぐ際に欠かせないのが、Brewista(ブリューイスタ)のアルティザン・グースネックケトルです。木目調のデザインが美しく、インテリアとしても映える逸品です。
このケトルの最大の特徴は、1度単位で温度設定ができる正確な温度管理機能です。楢井さんのような「こだわり派」にとって、豆の種類に合わせてお湯の温度を変えるのは常識となっています。
注ぎ口の形状が絶妙で、狙った場所に細くお湯を落とせる操作性は、安定した抽出をサポートします。プロのような安定したドリップを再現したい人にとって、これ以上の道具はありません。
抽出の際に使用するドリッパーとして、彼らのSNSなどにも度々登場するのがORIGAMI(オリガミ)ドリッパーです。岐阜県美濃焼の伝統技術で作られた、20の溝が特徴的な道具です。
この溝(リブ)が抽出速度をコントロールし、豆のポテンシャルを最大限に引き出します。カラーバリエーションが豊富で、楢井さんもその造形美と機能性の両立を高く評価しています。
紙フィルターの選び方によっても味が変わるため、非常に奥が深い道具です。初心者でも扱いやすく、かつ上級者のこだわりにも応えてくれる懐の深さが、多くのコーヒー好きを虜にしています。
コーヒー豆の鮮度を守るコツ
どんなに良い道具を揃えても、豆の鮮度が落ちていては台無しです。楢井さんは「挽きたて」にこだわり、豆は密閉容器に入れて冷暗所で保存することを推奨しています。冷凍保存を活用するのもひとつの手です。
道具を揃えるだけでなく、日々美味しい一杯を探求し続ける楢井さん。彼が頻繁に足を運ぶお店や、美味しい豆を見分けるためのポイントをチェックしてみましょう。
代々木上原にあるAcid Coffee Tokyoは、ヤーレンズの二人が特に通い詰めているお店のひとつです。ここでは、ワインのようなフルーティーな酸味を持つ浅煎りコーヒーが楽しめます。
楢井さんは、かつて苦いコーヒーが苦手だったからこそ、こうした新しいスタイルのコーヒーに強い興味を示しています。店主とのコーヒー談議も、彼らにとって大切なインスピレーションの源となっています。
ここでは、希少な豆を使った贅沢な一杯を提供しており、M-1の前には「縁起物」として特別な豆を味わうこともあるそうです。最先端のコーヒーシーンを知るには欠かせないスポットといえます。
一方で、楢井さんは昔ながらの純喫茶巡りも趣味としています。自身のInstagramでは、各地の喫茶店でナポリタンやクリームソーダとともにコーヒーを楽しむ姿が投稿されています。
10年間のバイト経験があるため、ネルドリップ(布製のフィルターを使った抽出)で丁寧に淹れられた深煎りコーヒーには、格別の思い入れがあるようです。重厚な苦味と甘みのバランスは、純喫茶ならではの醍醐味です。
最新の流行だけでなく、歴史ある喫茶文化も大切にするのが楢井流のスタイル。こうした幅広い知識が、彼の独特なワードセンスや落ち着いた立ち振る舞いに繋がっているのかもしれません。
楢井さんは豆を選ぶ際、まずは「焙煎日」を必ずチェックすることを勧めています。焙煎してから時間が経ちすぎた豆は、酸化して風味が損なわれてしまうからです。
また、自分の好みが「酸味系」か「苦味系」かを知るために、産地を意識することも大切です。例えば、華やかな香りが好きならエチオピア、しっかりとしたコクが好きならブラジルやインドネシアなどが定番です。
最初は少量ずつ色々な豆を試し、自分の舌に合うものを見つけるプロセスを楽しんでほしいと語っています。信頼できるロースター(焙煎所)を見つけることが、美味しいコーヒー生活への第一歩です。
知っておきたいコーヒー用語:スペシャリティコーヒーとは?
ヤーレンズがよく口にする「スペシャリティコーヒー」とは、生産地や品種が明確で、厳格な品質管理が行われた最高級の豆のことです。一般的なコーヒーとは一線を画す、豊かな風味とクリーンな後味が特徴です。
ヤーレンズにとってコーヒーは単なる嗜好品ではなく、コンビのコミュニケーションを支える重要な存在です。舞台裏での微笑ましいエピソードをご紹介します。
劇場の楽屋に到着すると、ヤーレンズの周辺にはふんわりとコーヒーの良い香りが漂い始めます。出井さんが本格的な道具を広げ、楢井さんと共に豆を挽く姿は、他の芸人仲間からも注目の的です。
彼らは自分たちの分だけでなく、他の芸人さんにもコーヒーを振る舞うことがあります。まるで楽屋の中に小さなカフェがオープンしたかのような光景は、ヤーレンズならではの風物詩となっています。
この一杯がきっかけで、先輩や後輩との会話が弾むことも多いそうです。緊張感漂う舞台裏において、コーヒーを淹れる所作は二人にとって精神を統一し、リラックスするための儀式でもあります。
楢井さんは自身のInstagramに、喫茶店で撮った写真を頻繁にアップしていますが、実は相方の出井さんや周囲からは「写真が下手すぎる」とイジられるのが定番となっています。
構図が独特だったり、肝心のコーヒーがボケていたりと、ツッコミどころ満載の写真が多いのですが、ファンからは「それが楢井さんらしくて良い」と逆に好評を得ています。
完璧な写真を狙わないその無頓着さも、彼の魅力のひとつです。最近では少しずつカメラの腕を上げようと努力しているようですが、あえて「映えない」投稿を続ける彼独自のスタイルに注目してみてください。
勝負の場であるM-1グランプリの予選期間中も、彼らのコーヒー愛は揺らぎません。重要な出番の前には、お互いに美味しい一杯を飲み、コンディションを整えるのが恒例となっています。
2023年の決勝前には、非常に希少な「ゲシャビレッジ」という農園の豆を飲み、モチベーションを高めたというエピソードもあります。最高のパフォーマンスを出すために、最高の豆を味わう。これがヤーレンズ流の戦い方です。
準優勝という素晴らしい結果を残した背景には、こうした日常のこだわりがもたらす「心の余裕」があったのかもしれません。次の戦いに向けて、彼らがどんな豆を選ぶのかもファンの楽しみとなっています。
ヤーレンズ楢井さんのように、自宅でこだわりのコーヒーを楽しみたいという方へ向けて、今日から真似できる抽出のポイントをまとめました。
美味しいコーヒーを淹れるための鉄則は、「淹れる直前に豆を挽くこと」です。粉の状態で購入するよりも、豆のままで購入し、自宅で挽くことで香りの広がりが全く別物になります。
さらに重要なのが、感覚に頼らず「重さ」を計ることです。コーヒー粉の量とお湯の量をデジタルスケールできっちり計ることで、毎回同じ美味しい味を再現することができます。
楢井さんも、最初は難しく感じたものの、この正確さが味を安定させる秘訣だと実感しているそうです。まずはキッチンスケールを使って、自分なりの黄金比を見つけることから始めてみましょう。
沸騰したての熱湯をそのまま注ぐのは、実はコーヒーの雑味を引き出す原因になります。一般的に、90度前後のお湯が最もバランス良く抽出できると言われています。
深煎りの豆なら少し低めの80度台、浅煎りの豆なら高めの92度前後といったように、豆の特性に合わせて温度を調整するのがプロの技です。温度計がなければ、沸騰したお湯を別の容器に移し替えるだけでも適温に近づきます。
こうしたひと手間を惜しまないことが、雑味のないクリアな一杯を作るポイントです。楢井さんのように、お湯の温度による味の変化を実験感覚で楽しんでみてください。
ドリップを開始する際、最初にお湯を少量だけ注いで20〜30秒ほど待つ「蒸らし」という工程を必ず入れてください。これによって豆に含まれるガスが抜け、お湯が浸透しやすくなります。
このとき、粉がぷっくりと膨らむ様子を見るのは、コーヒー好きにとって至福の瞬間です。新鮮な豆ほどよく膨らみ、芳醇な香りが部屋いっぱいに広がります。
焦らず、ゆっくりと円を描くようにお湯を注いでいく。この丁寧な作業こそが、美味しいコーヒーへの一番の近道です。忙しい日常の中に、この数分間の静寂を取り入れることで、心にも余裕が生まれるはずです。
自宅ドリップの基本ステップ
1. 器具を温める(ドリッパーやサーバーにお湯を通す)
2. 豆を挽き、ドリッパーにセットする(粉を平らにする)
3. 「蒸らし」を行う(少量のお湯で30秒待つ)
4. 3回に分けてお湯を注ぐ(中心から円を描くように)
5. 最後のお湯が落ち切る前にドリッパーを外す
ヤーレンズ楢井(楢原)さんのコーヒーにまつわる世界観、いかがでしたでしょうか。本名の「楢井」という名前の裏にある意外な過去や、10年にわたる喫茶店での経験が、今の彼の魅力を形作っています。
彼らが愛用するコマンダンテやBrewistaといった本格的な道具は、単なる趣味の域を超え、お笑いの舞台に立つための大切な準備の一部となっています。妥協のない道具選びと、伝統的な喫茶文化への敬意。その両方を持ち合わせているのが楢井さんの強みです。
もしあなたがこれからコーヒーを始めてみたいと思うなら、まずは彼らのように「自分のお気に入りの道具」を見つけることからスタートしてみてはいかがでしょうか。一杯のコーヒーが、あなたの日常を少しだけ豊かにしてくれるはずです。
これからもヤーレンズの二人が奏でる漫才とともに、彼らの深すぎるコーヒーライフからも目が離せません。次に彼らがどのような「究極の一杯」に出会うのか、期待して待ちましょう。