とろサーモン久保田の昔の芸名は?本名「久保田和靖」から改名した理由と経緯

 

お笑いコンビ「とろサーモン」のボケ担当として、唯一無二の毒舌と圧倒的な漫才スキルで知られる久保田かずのぶさん。M-1グランプリ2017での優勝以降、その強烈なキャラクターでお茶の間を騒がせてきましたが、実は現在の芸名に至るまでに表記の変更を行っていることをご存じでしょうか。

 

ネット上では「とろサーモン 久保田 昔の芸名は何だったのか?」と検索するファンも多く、その変遷や理由に注目が集まっています。本記事では、彼がかつて名乗っていた本名名義の時代から、現在のひらがな表記に変えた背景、さらにはラッパーとしての別名義まで詳しく解説します。

 

芸人ディープ図鑑として、彼の名前の裏側に隠されたエピソードや、コンビ結成にまつわる改名の歴史を深掘りしていきましょう。これを読めば、久保田さんの芸人としての歩みがより鮮明に見えてくるはずです。

 

とろサーモン久保田の昔の芸名は本名の「久保田和靖」!表記変更の時期

 

とろサーモン久保田さんの昔の芸名は、本名である「久保田 和靖(くぼた かずのぶ)」です。現在は下の名前をひらがなにした「久保田かずのぶ」として活動していますが、長らく漢字表記で活動していました。

 

デビューから2018年まで使用された本名名義

久保田さんは1999年に吉本総合芸能学院(NSC)大阪校の22期生として入学し、2002年に村田秀亮さんと「とろサーモン」を結成しました。結成当初から長年にわたり、芸名は本名の「久保田和靖」という漢字表記をそのまま使用していました。
大阪時代の賞レースである「ABCお笑い新人グランプリ」の最優秀新人賞受賞や、2017年の「M-1グランプリ」優勝時も、公式の記録やエンドロールにはこの漢字名が刻まれています。ファンにとっては、この難しい漢字の並びこそが彼を象徴する名前として定着していました。
漢字表記の時代は、どこか尖った印象やインテリジェンスを感じさせる雰囲気もあり、彼の毒のある漫才スタイルとも調和していました。しかし、キャリアの絶頂期とも言えるタイミングで、彼はあえてこの名前に手を加える決断を下したのです。

 

改名を発表したのは2018年7月のこと

久保田さんが芸名を現在のひらがな表記に変更したのは、2018年7月29日のことでした。自身のSNSなどを通じて、今後は「久保田かずのぶ」として活動していくことをファンに向けて報告しています。
この時期は、前年末にM-1グランプリで悲願の優勝を果たし、全国区のバラエティ番組に引っ張りだこになっていたタイミングです。多くの芸人が「売れる前」に改名するのに対し、彼は「売れた後」に改名したという点でも非常に珍しいケースと言えるでしょう。
改名直後はメディアによって旧名と新名が混在することもありましたが、吉本興業の公式プロフィールがいち早く更新されたことで、業界内でもスムーズに浸透していきました。現在では、テレビのテロップや番組表でもひらがな表記が一般的となっています。

 

改名当時の周囲やファンの反応

突然の表記変更に対し、ファンの間では「なぜ今変えたのか」「漢字の方がかっこよかった」といった驚きの声が多く上がりました。特に「和靖(かずのぶ)」という名前は初見で読むのが難しいため、読み間違いを防ぐための配慮ではないかという推測も飛び交いました。
また、芸人仲間の間では「改名したところで中身のクズさは変わらない」といった愛のあるイジりも展開されました。彼らしい斜め上のタイミングでの発表は、良くも悪くも注目を集める結果となったのです。
名前を変えたからといって芸風が丸くなるわけではなく、むしろ「かずのぶ」という柔らかい表記と、彼の吐き出す猛毒のギャップが面白さを際立たせることになりました。この改名は、彼のパブリックイメージを再構築する一つのきっかけになったのかもしれません。

 

久保田かずのぶの芸名変遷データ

期間 芸名(表記) 主な出来事
2002年〜2018年7月 久保田 和靖 コンビ結成、M-1グランプリ2017優勝
2018年7月〜現在 久保田 かずのぶ 現在の公式名。バラエティや執筆で活動

 

本名からひらがな表記へ!改名に踏み切った理由とは

 

なぜ久保田さんは、使い慣れた本名からひらがな表記へと芸名を変えたのでしょうか。そこには、単なる思い付きではない彼なりの戦略や、当時の状況が深く関係していると考えられています。

 

名前を正しく読んでもらうための「視認性」

最大の理由の一つとして挙げられるのが、「名前の読みやすさ」です。本名の「和靖」は、初見で「かずのぶ」と正しく読める人が少なく、業界内でも「やすやす」や「かずやす」と間違われることが少なくありませんでした。
M-1王者として全国的な知名度を得たことで、子供からお年寄りまで幅広い層に名前を目にされる機会が増えました。その際に一目で名前が認識できるよう、ひらがな表記にすることで親しみやすさを演出しようとしたのだと考えられます。
ひらがなにすることで、活字になった際の印象も柔らかくなります。毒舌キャラクターでありながら、どこか愛嬌を感じさせる今の久保田さんの立ち位置にとって、この「読みやすさ」は大きな武器になっていると言えるでしょう。

 

運気アップや心機一転を狙った可能性

芸人界では、画数を気にして改名したり、占い師の助言に従って名前を変えたりすることは珍しくありません。久保田さん自身が占いについて詳細に語ることは少ないですが、M-1優勝という大きな節目を経て、運気をさらに向上させようとした可能性は否定できません。
また、優勝後のプレッシャーの中で「久保田和靖」という過去の自分を一度リセットし、新しいステージへ挑戦するという決意表明の意味もあったのかもしれません。成功した時こそ変化を取り入れるという、彼なりのゲン担ぎだったとも捉えられます。
名前の表記一つで仕事の流れが変わることもある世界ですから、このタイミングでの「かずのぶ」への変更は、彼のその後のマルチな活躍(アートや音楽など)を支えるポジティブな要素になったのではないでしょうか。

 

SNS時代における検索性の向上

現代の芸能活動において、エゴサーチ(自分の評判を検索すること)やSNSでの拡散は非常に重要です。「久保田和靖」という漢字表記は入力が手間に感じるユーザーも多く、検索の際に障壁となることがありました。
一方、ひらがなの「かずのぶ」であれば、スマートフォンでも簡単に入力でき、ハッシュタグなどでも使いやすくなります。インターネット上での拡散力を高めるために、よりカジュアルな表記を選んだという側面も無視できません。
実際に、彼がSNSで行う過激な発信やアート作品の告知などは、現在の名前になってからより広い層に届くようになっています。デジタルネイティブな層にも受け入れられやすい名前へとアップデートした、賢い戦略とも取れるのです。

 

久保田さんの名前の変更については、一部で「画数を調べたらひらがなの方が良かった」という本人の発言があったというエピソードも語られています。真実か冗談かは本人次第ですが、結果として現在の活躍に繋がっているのは間違いありません。

 

音楽活動での別名義!「MCサーモン」としての芸名と顔

 

久保田さんはお笑い芸人としての顔以外に、ラッパーとしても高い評価を受けています。その活動の際に使用している芸名が「MCサーモン」です。この名義での活動は、単なる趣味の域を超えた本格的なものとなっています。

 

本格的なラップスキルと「MCサーモン」の誕生

久保田さんは学生時代からヒップホップに親しんでおり、そのスキルはプロのラッパーも認めるほどです。コンビ名の「とろサーモン」にちなんで名付けられた「MCサーモン」という名義で、数々のステージに立ってきました。
彼のラップの特徴は、芸人ならではのワードセンスと、韻を踏む技術の高さです。単に音に乗るだけでなく、社会への不満や自身の境遇をリリック(歌詞)に落とし込むスタイルは、ヒップホップの精神そのものを体現しています。
お笑いの舞台で見せる「毒」が、ラップの世界では「リアルな叫び」として昇華されており、ファンからは絶大な支持を得ています。MCサーモン名義で楽曲をリリースしたり、イベントに出演したりすることも増えており、彼の才能を象徴するもう一つの名前となっています。

 

「フリースタイルダンジョン」などの番組出演

MCサーモンの実力が全国的に知れ渡るきっかけとなったのが、テレビ番組『フリースタイルダンジョン』への出演です。即興で韻を競い合う過酷なバトルに芸人として参戦し、プロを相手に引けを取らないパフォーマンスを披露しました。
番組内では、自身の「クズキャラ」を逆手に取った自虐ネタや、対戦相手への鋭いパンチライン(決め台詞)を連発し、審査員や視聴者を驚かせました。この出演により、「とろサーモンの久保田はラップがガチで上手い」という認識が定着したのです。
ラップバトルの現場では、芸人としての知名度に甘えることなく、一人の表現者としてマイクを握る姿勢が見受けられます。名前を使い分けることで、お笑いとは異なるクリエイティブな一面を爆発させているのです。

 

アーティストとしての多角的な活動への広がり

現在、久保田さんはラップだけでなく、個展を開くなどアートの分野でも活動しています。音楽活動で使用する「MCサーモン」という名前は、彼の自由な表現欲求を解放するための記号のような役割を果たしています。
こうした別名義での活動は、本業である漫才にも良い影響を与えています。リズム感や言葉の選び方が磨かれることで、とろサーモンのネタのキレがさらに増していると感じるファンも多いようです。
一つの名前に縛られず、ジャンルに応じて最適な名義を使い分ける柔軟さこそ、久保田さんが厳しい芸能界を生き抜いてきた秘訣なのかもしれません。今後もMCサーモンとして新しいムーブメントを巻き起こしてくれることが期待されます。

 

ヒント:MCサーモンの由来
コンビ名の「とろサーモン」から取られたものですが、実はラップ界には「MC〇〇」という名付けの文化があるため、それに倣っています。シンプルながら、一目でとろサーモンの久保田さんだと分かる秀逸なネーミングです。

 

コンビ結成前の歴史!昔の芸名や幻のユニット名

 

現在の成功を掴むまで、久保田さんは決して平坦な道を歩んできたわけではありません。NSC入学から「とろサーモン」を結成し、現在の芸名に至るまでには、いくつかの試行錯誤や幻のコンビ名が存在しました。

 

NSC時代に組んでいた数々のユニット

久保田さんは、実は現在の相方である村田さんと最初から組んでいたわけではありません。NSC大阪校時代には、何度も相方を変え、さまざまなコンビを結成しては解散するという「迷走期」を経験しています。
その中で彼が名乗っていたコンビ名には、今では想像もつかないような名前もありました。例えば、一時期は「バイク」という極めてシンプルなコンビ名で活動していたこともあったそうです。
相方が次々と変わっていく中で、久保田さんは自身の芸風や立ち位置を模索し続けていました。この時期の苦労があったからこそ、村田さんのツッコミという「最高のピース」に出会った際の爆発力に繋がったのでしょう。

 

村田秀亮を口説き落とした「伝説の手紙」

高校時代の同級生であった村田さんに、久保田さんがコンビ結成を迫ったエピソードは有名です。当時、別のコンビやユニットで活動していた村田さんに対し、久保田さんは情熱的な手紙を送って説得を試みました。
その手紙には「俺と夢を見ないか」といった気恥ずかしいフレーズが並んでおり、今の久保田さんからは想像できないほどの熱意が込められていました。この時、もし村田さんが断っていたら、「とろサーモン」という名前も「久保田かずのぶ」という芸名も誕生していなかったかもしれません。
コンビ結成後は、今の毒舌キャラとは少し異なるスタイルで試行錯誤していましたが、最終的に「久保田のボケに村田が振り回される」という現在の黄金パターンが確立されました。名前やユニット名の変遷は、彼らがプロとして生き残るための生存戦略の記録でもあります。

 

コンビ名「とろサーモン」に込められた意味

「とろサーモン」というコンビ名自体も、ある意味では「芸名」としての戦略が詰まっています。由来については諸説ありますが、村田さんがバイトしていた居酒屋のメニューから取ったという説や、魚の名前を付けると売れるというゲン担ぎがあったと言われています。
かつて「明石家さんま」さんや「池乃めだか」さんなど、魚にちなんだ芸名の先輩が成功を収めていたことから、あえて食べ物の名前を選んだのです。この戦略は見事に的中し、一度聞いたら忘れられないインパクトを与えることに成功しました。
昔の芸名やユニット名が消えていく中で、唯一残った「とろサーモン」という看板。久保田さんはこの名前を背負いながら、表記を「かずのぶ」へと変えることで、自分自身のブランドをより強固なものにしていったのです。

 

「クズ芸人」という称号!芸人仲間からの呼ばれ方

 

久保田さんには、公式な芸名以外にも業界内で定着している「通り名」のようなものが存在します。その代表格が「クズ芸人」です。この不名誉な(?)呼び名こそが、彼の芸人としての価値を証明する別名となっています。

 

ケンドーコバヤシが名付けた「芸人100点、人間0点」

久保田さんの人間性を端的に表し、ファンの間で語り草になっているのが、先輩芸人のケンドーコバヤシさんが放った「芸人としては100点だが、人間としては0点」という言葉です。これは芸名以上のインパクトを持つ、彼を象徴するキャッチコピーとなりました。
虚言癖や離婚歴、さらには過激な発言で炎上を繰り返す姿は、まさに「人間0点」と言わざるを得ないエピソードに事欠きません。しかし、そのクズな部分をすべて笑いに昇華させ、舞台の上で圧倒的なパフォーマンスを見せる姿は「芸人100点」そのものです。
この言葉が広まったことで、彼は「クズであることを武器にする」という独自のジャンルを確立しました。今や「クズ」という言葉は彼にとって、単なる悪口ではなく、唯一無二の個性を表す称号のような役割を果たしています。

 

後輩や同期からの意外な愛称とリスペクト

テレビでは横暴な態度を見せることが多い久保田さんですが、実は後輩思いの一面もあり、プライベートでの呼ばれ方は少し異なるようです。同期や親しい芸人からは「久保田くん」や「和靖」と昔ながらの名前で呼ばれ、頼りにされる場面も少なくありません。
彼の漫才に対するストイックな姿勢は、若手芸人たちにとって大きな目標となっています。名前が売れてもなお、劇場の出番を大切にし、常に新しいボケを追求する姿には、本名の時代から変わらない「漫才師としてのプライド」が溢れています。
悪名高いエピソードの裏側で、彼を慕う芸人が絶えないのは、彼が「久保田かずのぶ」という芸名以前に、一人の人間として強烈な魅力を放っているからでしょう。憎めないクズ、という絶妙なバランスが彼を支えています。

 

炎上さえも芸名の一部にする図太さ

久保田さんの歴史を語る上で、SNSでの炎上は避けて通れません。特定の人物への暴言が問題になった際も、彼は逃げることなく(あるいは逃げ遅れて)その批判を正面から受け止め、それをまたネタにする図太さを見せました。
ある意味で、彼の名前は「炎上」という記号とセットで認識されています。しかし、その逆境を跳ね除け、何事もなかったかのように爆笑を取る姿は、並大抵の精神力ではありません。名前の表記を変えた2018年以降、その傾向はさらに強まっています。
世間からのバッシングを浴びても、「久保田かずのぶ」という名前が消えることはありませんでした。むしろ、傷つくたびにその名前はより強固なものとなり、今の揺るぎないポジションを築き上げる結果となったのです。

 

久保田かずのぶを取り巻く異名・愛称
・人間0点、芸人100点(ケンドーコバヤシ命名)
・クズ芸人のカリスマ
・MCサーモン(ラッパー名)
・パブロ・クボタ(アーティスト・絵描きとしての自称)

 

まとめ:とろサーモン久保田の芸名の変遷と唯一無二の存在感

 

とろサーモン久保田かずのぶさんの昔の芸名から現在に至るまでの変遷を振り返ると、そこには彼自身の成長と、時代に合わせた巧妙なセルフプロデュースの跡が見て取れます。本名の漢字表記からひらがなへと変えた決断は、彼がより多くの人にその才能を届けるための重要なステップでした。

 

昔の芸名である「久保田和靖」という名前は今でも彼のルーツとして存在し続けていますが、現在の「久保田かずのぶ」という表記の方が、彼の持つ愛嬌やマルチな才能をより良く表現しているように感じられます。また、「MCサーモン」としての活動や、芸人仲間から贈られる「クズ芸人」という称号も、彼を構成する欠かせない名前の一部となっています。

 

名前にこだわり、名前に裏切られ、それでも名前を武器にして戦い続ける久保田さん。今後、彼がどのような新しい顔を見せてくれるのか、あるいは再び改名するような驚きがあるのか。これからも「とろサーモン久保田」という唯一無二の芸人から目が離せません。